言っちゃ悪いけど、次に読んだ作品が悪かったせいなのかなんだか知らないが、この人の中にあるテンプレートに流しこんだみたいな話だなと思ってしまった。周囲の人間が謎の死を遂げてしまった素っ気ない男がちょっとしたきっかけで知り合いの女の子と会って、その子と一緒に事件の真相を探りに行く、ってそれ前回読んだ話と舞台や名前が違うだけじゃないのさ。というイメージ。いろいろと探りを入れながら真相へたどり着く過程や、主人公のどこか人をおちょくった態度や、クールな雰囲気はやっぱいいなあと思うけれど、既視感がハンパなさすぎて初めて読んだ時よりそんなに楽しめなかったかもしれない。ひとつハマれば、全作品にもはまるかもしれないが…。やっぱ同じ人がいくつも作品を書いちゃうと、似たような登場人物と似たような話の空気になってしまうのだろうか。自分で書くときにも気をつけなければ。けれど、一番最後のシーンはすごく綺麗で素敵でした。(401字)